日本で唯一!?クシティって!?

ナオミ・キャンベル(缶)

2006年03月22日 15:00

与那国島に来て以来、私がず〜っと食べるのを心待ちにしていた野菜があります。この野菜の話を聞いたのは、与那国に来る前。私のバイト先のオーナーで中国系モンゴル人のPさんご夫婦。石垣島に居たとき、私は知る人ぞ知る美味しいラー油の工場で一時期アルバイトをしていました。そこのオーナーが作るお料理のなかに、よくこのお野菜が使われていて、私も大好きになりました。そして、与那国に転勤が決まってその話をPさんにすると、「与那国は○○を作ってるよ!与那国産はすごく美味しいらしいよ!」と教えてくれたのです。私はびっくり!だって、日本、それも沖縄で、この野菜を昔から食べているところがあるなんて全然知らなかったからです!一般的にアジア料理がブームになってから入ってきた野菜というイメージなんですよね。だから、すごく驚いたと同時に、とても楽しみにしていました。
与那国でその野菜は「クシティ」と呼ばれています。時期があって、この冬場にしか収穫出来ません。今、まさに旬のお野菜として、島のあちらこちらで出回っています。お店に入ると、その野菜の香りが漂ってくる程です。
さて、引っ張ってしまいましたが、そのお野菜とは「香草」そう、パクチーの事なんです!おそらく、日本で唯一、昔からパクチーを常食しているところだと思います。なんでも、昔から台湾との交流があった与那国島では、だいぶ古くから種が渡り栽培されているそうで、与那国の方にとって、パクチーは郷土の味なんですよ〜。もう、本当に琉球弧って広いな〜と、つくづく感じさせられました。知らない事だらけです!
こちらでは刺身のツマにしたり、サラダにしたり、てんぷらにしたり。
私もようやく念願の「クシティ」を頂きました!とても香りが良くて、美味しかったです。
機会があったら、ぜひ与那国のパクチー「クシティ」をお試しくださいね♪
(2004〜5年冬・携帯コンテンツコラムより・Special Thanks ! miyagisan)

追記
昨日、ヨナグニ最後になるだろうクシティを頂きました。Yさんが家庭菜園で作ったクシティを分けてくださったのです。去年、主人はクシティを嫌がっていましたが、今年は自ら買ってくる程大好きになっていました(笑)
フレッシュなクシティは最高だったなぁ〜。クシティのシーズンももうじき終わりです。


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