2006年03月24日

世界最大級との遭遇!

世界最大級との遭遇!与那国島には「アヤミハビル」という世界最大級の蛾がいます。「ヨナグニサン」と言う名前が一般的でしょうか?地元の方言でアヤミハビル。和名がヨナグニサンです。
ものすごく大きな蛾で、映画モスラのモデルにもなったヨナグニサン。そしてその美しい羽の文様は自然界の神秘と言う程、繊細で見事。それゆえに乱獲された時期もありましたが、現在は保護されており、絶滅はかろうじて免れたようです。与那国でもなかなかお目にかかる事の出来ない蛾なのですが、与那国に来て最初の夏、ヨナグニサンと出会う偶然があったんです!
与那国で初めてのビーチパーティーをしている時、明かりに誘われたヨナグニサンが迷い込んできてしまいました。真っ暗な砂浜の上をふわりふわりと大きな黒い陰が飛んでいるのです!最初は誰もがコウモリだと思う程でしたが、明かりを当ててみると、なんとヨナグニサンだったんです!やがて、明かりに誘われて地面に降りてきました。
良〜く見ると、産卵を終えた蛾なのか、だいぶ弱っている様で明かりを消してもなかなか飛ぶ事が出来ません。羽も所々、千切れていました。それでも、その美しさと大きさは驚きと感動ものですし、こんな間近で生きたヨナグニサンを見るチャンスなど、そうそうありません。カメラで記念撮影もバッチリしてしまいました(^^;)
指に乗せて、アダンの木に乗せてやると、しっかりとしがみつき、羽を何度かゆっくり開閉しています。私たちも宴を再開し、ヨナグニサンをそっとしておきました。帰り際、アダンを見ると、もうそこにその姿はなく、、、きっと、どこかへ飛んで行ったのでしょうが、まるで夢か幻を見ていた様な感覚でした。 
「真夏の夜の夢」といったところでしょうか。もう一度、ヨナグニサンに会えるかしら?あの美しい姿をもう一度見たいな〜と思う今日この頃です。
(2005年・携帯サイトコラムより)
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ヨナグニサン。家に張り付いていることはありませんでしたが、夜のドライブでは結構遭遇することがありました。
アヤミハビル館には、恋人への想いをアヤミハビルに託した琉歌があります。
きっと、月夜の晩に愛しい人を思いながら、読んだ歌ではないでしょうか。
ロマンティックですね〜!アヤミハビルはすごく綺麗だったなぁ。蛾って感じがしなかった。もともと、蛾と蝶のはっきりとした分類はないんだとか聞いた事があります。
気持ち悪い蛾もいますが、アヤミハビルは蛾でも蝶でもなく、もっと違う分類の生き物の様でした。印象としては、蝶と蛾と鳥の狭間の様な感じかな〜(笑)


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Posted by ナオミ・キャンベル(缶) at 10:00│Comments(0)自然ノコト
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